※この記事は、キャリアコンサルタント(国家資格)を持ち、現役で就職支援に従事している専門家が解説しています。
職業:大学のキャリアセンターで新卒〜若年者の就職支援を担当(現役)
資格:キャリアコンサルタント(国家資格)の他、CDA(キャリアデペロップメントアドバイザー)、進路アドバイザー、メンタルヘルスマネジメントⅡ・Ⅲ種など、キャリアと心理に係る多くの資格を取得。
備考:大学卒業後、新卒で銀行に就職したものの1年で退職し、その後5年間で5回の転職を経験。この経験から職業選択の重要性を痛感し、キャリアと心理に関する複数の資格を取得。大学のキャリアセンターに転職しこれまでに多くの求職者サポートに携わる。
リクナビNEXTは転職した人の約8割が利用している転職サイトであり、若者向けの求人に強いので、第二新卒は登録必須の転職サイトです。
転職エージェントは、求職者が企業に採用されることで報酬を得る仕組みのため、利用者によっては「急かされている」と感じる人もいます。
逆に自分のペースでゆっくり就職活動したい方や自分で求人を選びたい方は転職サイトを主に活用するのがおすすめです。
この記事では下記について詳しく解説していきます。
- リクナビNEXTの登録の流れ
- 登録後から内定までの流れ
リクナビNEXTの登録方法を画像で解説
登録の流れ
登録ページにアクセスします。
①リクナビNEXTに登録するには、まず②すると下記のような画面が開くので、メールアドレスを登録します。
③規約に「同意して会員登録」をクリックすると、すぐに登録したメールアドレスに下記のようなメールが届きます。
※万が一届かない方は迷惑メールBOXを確認してください。もしメールがどこにも来ていない場合は再度登録しましょう。
④メールに記載されているURLをクリックすると会員の本登録画面に進むので、質問項目に入力し、一番下の【確認画面へ】をクリックします。
⑤確認画面を終えて登録ボタンを押した後はレジュメの入力に移ります。
レジュメの質問項目は下記の14点です。
- 現在の年収
- 経験社数
- 直近の経歴の職種
- 直近の経歴の詳細
- 最終学歴
- 最終学歴の学校名★
- 最終学歴の卒業年月
- スキル(英語の資格など)
- 保有している資格・学位など
- 直近の経歴の経験のある業界や部署
- 直近の経歴の業務経験
- 直近の経歴のポジション・役職
- アピールしたいポイントを選ぶ
(これまでの回答結果から自動的に経験やスキルが抽出され選択項目に上がってくるので、その中から自分がアピールしたい物を選ぶ) - 希望条件(下記画像)
上記を全て入力し、一番下の【登録完了し、サービス利用を開始】をクリックして登録完了です!
レジュメの各項目ごとしか途中保存ができないので、開始したら最後まで登録してしまいましょう。
登録完了後の流れ
リクナビNEXTの登録完了後、すぐにサービスの利用が可能になります。
リクナビNEXTはあくまで「求人サイト」なので、掲載されている求人に応募する際は求職者自身で応募手続きをする必要があります。
求人に応募する場合は「求人情報」の下に表示されている「この求人への応募について」をクリックして詳細を確認し、応募方法に沿って進めていきます。
【例】
引用:リクナビNEXT
転職サイトと転職エージェントの違い
リクナビNEXTは「転職サイト」なので、「転職エージェント」とは根本的にサービスの形態が違います。
- 転職サイト:自分で求人を見つけて応募する「求人検索サイト」。自分のペースで求人を探せます。(自分主導で就職活動を希望する人向け)
- 転職エージェント:個別のアドバイザーが支援し、求人紹介やアドバイスを受けながら進む。応募は提案された求人から選びます。(サポートを受けながら就職活動をしたい人向け)
就職活動では70%以上の人が転職エージェント(転職サイト)に2つ以上登録している※というデータがあります。
※データ参照:【調査概要】2019年7月16日~7月17日 株式会社ジャストシステム「転職に関するアンケート」 調査対象:転職を経験したことのある男女199名(単一回答)
転職サイトに登録したら勤務先にバレる?
リクナビNEXT側は「氏名、メールアドレス、生年月日、住所、電話番号、勤務先名など個人が特定されるような情報はいかなる企業にも公開されない」とHPに明記しています。
ただし厳密にいうと、勤務先がリクナビNEXTを利用しており、かつ求職者側がスカウト機能を利用していた場合にバレる可能性はあります。
気持ち的に「バレるのが怖い…」というのはとてもよく分かりますが、自分の市場価値を調べる為に転職の意思が無くても登録する人は多いです。
もし何か突っ込まれたとしても「市場価値を知る為です」と言い切ってしまえばそれまでです。
そもそも、在職中に転職活動をする人は73.1%※と全体の過半数を占めています。
※データ参照:マイナビ 転職動向調査2022年
ほとんどの方が現職中に転職を考えている状況を考慮しても、リクナビNEXTへの登録が問題になる事は考えにくいです。
勤務先、関連会社などをブロックする方法
- ログイン後、トップページの「マイページ」をクリック
- 「社名で非公開対象を設定」の欄に見られたくない企業を入力する
オファー(スカウト)機能を停止する方法
- ログイン後、トップページの「マイページ」をクリック
- 「オファー設定」の「企業からのオファー・気になる」からオファーのスライドボタンをクリック
リクナビNEXTに登録すると【現在の勤務先にバレる】可能性があるので、心配な方はブロックやオファー停止すると安心。
【リクネク企業オファー(スカウト)停止方法】
ログイン→トップページ→マイページ→
オファー設定「企業からのオファー・気になる」をスライド。詳細→https://t.co/nQ4V8m6ByL pic.twitter.com/EkVODCVtCj— 就職担当Kei@キャリコン更新しました! (@shukatu_pocket) September 9, 2023
リクナビNEXTの特徴
リクナビの特徴とおすすめポイントについて下記にまとめました。
<リクナビNEXTの特徴>
サービス対象年齢 | 20〜30代に強い(登録自体に年齢制限は無い) |
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サービス対象者 | 第二新卒、全年代の求職者 |
対象地域 | 全国 |
サービスの流れ | 会員登録→求人閲覧→応募(ここからは企業と直接やりとり)→選考→内定 |
備考 | 求人数・利用者数ともに日本最大級。 第二新卒に強い。 幅広い業種・職種に対応 グッドポイント診断で自分の強みを無料で分析できる。 |
リクナビNEXTは利用者数1,148万人※1求人数10万件以上※2で日本最大級の転職サイトです。
※1 リクナビNEXT 2022年2月末時点)※2 2023年8月時点
転職した人の約8割が利用しており、リクナビNEXTにしかない独占求人も非常に多いのが特徴です。
独占求人とは
独占求人とは、特定の転職エージェントだけが取り扱う求人のことです。
独占求人は、その転職サイトを通じてしかアクセスできません。つまり競争が少なく、選考のチャンスが高まる傾向があるのです。
非公開求人とは
リクナビNEXTには「スカウト機能」があり、レジュメ(職務経歴や自己PRなど)を登録していると、その内容に注目した企業からオファーがくる事があります。
このリクナビNEXTのオファーが、いわゆる非公開求人を指します。
最後に
リクナビNEXTは日本最大級の転職サイトであり、特に第二新卒に強いという特徴があります。
また、大手からベンチャー、中小企業までを幅広くカバーする転職サイトのため、全ての第二新卒におすすめできる転職エージェントです。
ただし…リクナビNEXTの利用者の中には
- 数が多く、求人を探すのが大変
- 通知が多くて煩わしい
- サービスが多すぎて使いにくい
と感じる方もいるようです。
リクナビNEXTはとてもおすすめできる転職サイトですし、筆者自身はとても使いやすいと感じますが…
感じ方は人によるので「相性が悪い」と評価する人もいます。
下記の記事では、リクナビNEXTの口コミや評判について、より詳しく解説しています。