職業:大学のキャリアセンターで新卒〜既卒・第二新卒の就職支援を担当(現役)
資格:キャリアコンサルタント(国家資格)の他、CDA(キャリアデペロップメントアドバイザー)、進路アドバイザー、メンタルヘルスマネジメントⅡ・Ⅲ種など、キャリアと心理に係る多くの資格を取得。
備考:大学卒業後、新卒で銀行に就職したものの1年で退職し、その後5年間で5回の転職を経験。この経験から職業選択の重要性を痛感し、キャリアと心理に関する複数の資格を取得。大学のキャリアセンターに転職しこれまでに多くの求職者サポートに携わる。
この記事では、失業手当を受けながら就職活動を行い、現在は就職支援の仕事をしている筆者が
自分の経験やハローワーク担当者に確認した事実を基に、どういった資格が求職活動実績と認定されるのか、基準や具体例についてわかりやすく解説していきます。
求職活動実績と認められる資格試験とは
求職活動実績として認められる資格試験について、ハローワークは下記のように記載しています。
再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験の受験等
ー引用元:ハローワーク 求職活動実績について
失業手当は、失業した人が新たな就職先を探すまでの経済的支援として給付されます。
その為、資格試験は就職に係るものでなくてはいけませんが、逆に言うと就職に係る資格であれば大抵認められます。
例えば、Aさんが簿記とTOEICの資格を取得しようとした場合…
このようにハローワークに申告した場合、簿記の資格は求職活動実績として認められますが、TOEICは認められません。
ですが「英語を使った仕事に就くためにTOEICを受ける」という言い方をした場合は求職活動実績として認められます。
求職活動実績になる資格試験の具体例
簿記とTOEIC以外にも、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)や、自動車の運転免許も求職活動実績に認定される資格として認められます。(2023年11月ハローワーク確認)
ただし、認める・認めないの判断は資格ではなく「就職に関連するか」にかかってくるので、判断に迷う場合は管轄のハローワークに確認して下さい。
資格試験の受験票や証明書は不要
資格試験の受験に際し、以前は受験票等を持参する必要がありましたが、現在※は不要となっています。(※2023.11.2 ハローワーク確認)
ただしハローワークは度々基準が変わるので、念の為、前もって管轄のハローワークに確認する事をおすすめします。
注意点|同じ資格試験の中で複数試験があっても実績は1回
資格については、民間の検定試験だけでなく、国家資格など難関資格も1回とカウントされてしまいます。
難関資格を取得して転職しようと考えている人にとって、求職活動実績を満たす事が大変だと感じる人は多いのではないでしょうか。
求職活動実績が足りない場合
求職活動実績の回数を稼ごうとして、就職する気がない求人に応募している人もいるようですが…
こういった行動は、応募書類を作成する手間がかかりますし、応募企業側にとっても迷惑な行為となるので控えましょう。
もし求職活動実績が不足して困っている場合は、転職エージェントのオンラインセミナーがおすすめです。
ただし、オンラインセミナーなら何でも求職活動実績になるという訳ではありません。
オンラインセミナーへの参加が求職活動実績に認定されるのは、転職エージェントなどで許可・届出のある職業紹介事業者に限られています。
リクルートエージェントは「許可・届出のある民間事業者」に該当し、またオンラインセミナーの種類が豊富です。
<リクルートエージェントのオンラインセミナー例>
また、リクルートエージェントは利用までのハードルが非常に低いという点も、おすすめするポイントです。
- 誰でも登録できる
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転職エージェントの中には、サービスを利用する前にキャリアアドバイザーとの面談が必要であったり、年齢や職歴に制約がある場合が多く見られますが
リクルートエージェントの場合は「登録できないという事は基本的に無い」上に、アドバイザーとの面談を経ずにサービスの利用が可能です。
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