職業:大学のキャリアセンターで新卒〜既卒・第二新卒の就職支援を担当(現役)
資格:キャリアコンサルタント(国家資格)の他、CDA(キャリアデペロップメントアドバイザー)、進路アドバイザー、メンタルヘルスマネジメントⅡ・Ⅲ種など、キャリアと心理に係る多くの資格を取得。
備考:大学卒業後、新卒で銀行に就職したものの1年で退職し、その後5年間で5回の転職を経験。この経験から職業選択の重要性を痛感し、キャリアと心理に関する複数の資格を取得。大学のキャリアセンターに転職しこれまでに多くの求職者サポートに携わる。
リクルートエージェントは業界最大規模の転職エージェントであり、20代の登録者が多くサポートも充実しているため、第二新卒は登録必須とも言える転職エージェントです。
この記事では下記について詳しく解説していきます。
- リクルートエージェントの特徴
- リクルートエージェントが扱う大手企業の求人一覧
- リクルートエージェント扱う第二新卒向け大手企業求人の探し方
リクルートエージェントの特徴
サービス対象年齢 | 年齢制限なし 20〜30代に強い |
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対象地域 | 全国 |
拠点一覧 | 東京(本社)・北海道・宮城・栃木・埼玉・千葉・神奈川・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡(面談はオンライン可) |
備考 | 転職支援実績No.1 ※1 非公開求人多数(20万件※)※2 公開求人と合わせて約60万件を保有 |
※1 厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点 ※2 2022.8月時点
リクルートエージェントは転職支援実績が多い事に加え、非公開求人が多い点も特徴としてあげられます。
非公開求人を出す理由
- 急な欠員等が発生し求人を公開して募集する時間がない(つまり採用率が高い)
- 既存の従業員と新規採用者の採用条件が異なる場合があり、これが公に知られると社内でトラブルになる可能性がある
- 競合他社に知られたくないプロジェクトや事業戦略に関わる人材を採用するため
- ⼈気の企業や職種の場合、公開求⼈で募集すると、応募が殺到して選考に時間を要する可能性があるため
リクルートエージェントの扱う求人について
リクルートエージェントの保有求人数は非常に多く、日本最大級の転職エージェントとなっています。
業界・業種については幅広く対応していますが、20代の登録が半数以上を占めているため、業界はIT系が少し割合として多く、職種は営業系が多くなっています。
【リクルートエージェント 登録者の年齢層】
ー引用:リクルートエージェント 登録者数
リクルートエージェントが扱う大手企業一覧
リクルートエージェントの扱っている求人は、大手企業をはじめ中小企業やベンチャー等、多岐に渡ります。
dodaが公開した「転職人気企業ランキング2023」に掲載されている大手人気企業の上位10社に、リクルートエージェントでの求人検索結果を合わせると下記のようになりました。
転職人気企業ランキング
1位 | トヨタ自動車 | リクルートエージェントで求人あり |
2位 | グーグル | |
3位 | ソニーグループ | リクルートエージェントで求人あり |
4位 | 楽天 | リクルートエージェントで求人あり |
5位 | パナソニックグループ | リクルートエージェントで求人あり |
6位 | アマゾンジャパン | リクルートエージェントで求人あり |
7位 | Apple Japan | |
8位 | キーエンス | リクルートエージェントで求人あり |
9位 | 任天堂 | リクルートエージェントで求人あり |
10位 | リクルートホールディングス | リクルートエージェントで求人あり |
求人データ参照:リクルートエージェント 求人確認日:2023.10.18
大手企業という言葉に定義は無い
「大手企業」という点だけを軸にして活動している人は、志望業界や職種が明確で無い事が多いです。
また、大手企業は魅力的な福利厚生や安定感を提供する一方で、具体的な職務内容や業界に特化したスキルの獲得が抽象的なままであることがあります。
このようなケースの課題は、単なる企業名だけでなく、自身の興味や専門性に基づいた具体的な目標を設定することです。
志望業界や職種を特定することで、効果的な自己マーケティングや求人検索が可能になり、転職活動がより具体的で効率的なものとなります。
大手企業に固執せず、自身のスキルや興味を軸に据えつつ、キャリアの方向性を明確にしていくことが、大きな視点で見ると成功につながるというケースも多いです。
そうなってくると大手企業の認識がズレてしまい、紹介された求人に対して「大手企業の求人を紹介されたけど、希望と違う…」という現象が起こってしまいます。
「大手企業の求人多数」とアピールしている転職サイト・エージェントは多いですが、それは自分が想像している大手企業の認識とズレていないか確認するようにしましょう。
第二新卒向けの大手企業を探す方法
リクルートエージェントは若手から年配の方まで幅広く利用されていますが、若手未経験者向けの求人も多いです。
上述の通り、大手企業とはどういった企業を指すのかは人によって微妙に変わります。
ですので、自分が大手企業に求めるものを深掘りしてキーワードに落とし込み、リクルートエージェントの検索画面で検索する事をおすすめします。
【リクルートエージェント検索画面】
また、同じリクルートのサービスであるリクナビNEXTと連携した場合、より求人検索を細かく行う事ができます。
リクルートエージェントでの検索方法
第二新卒歓迎の求人を探す場合、まずリクルートエージェントのトップ画面にある【働き方】ボタンのプルダウンを表示させます↓
プルダウンして、左側にある【募集の特徴】をクリックし、その右側に出てくる【第二新卒歓迎】のチェックボックスにチェックを入れます。
すると「第二新卒歓迎の求人」を抽出する事ができます。
また、第二新卒歓迎の大手企業(ある程度規模が大きい会社)で検索したい場合は、更に「上場企業」などを追加すると、第二新卒歓迎の大手企業を一覧で見る事ができます。
他にも「年間休日120日以上」や「固定給25万以上」「離職率5%以下」など様々な条件で検索する事ができます。
まとめ
リクルートエージェントは日本最大級の転職エージェントであり、かつ第二新卒に強く、大手からベンチャー、中小企業まで幅広くカバーしているので、全ての第二新卒におすすめできる転職エージェントと言えます。
リクルートエージェントは「人気企業ランキング」に掲載されている大手企業の求人のほとんどを取り扱っていますので、大手企業を目指す人にはまず登録して欲しい転職エージェントです。
ただし、リクルートエージェントを利用する上でマイナスの点として
- 求人数が多い分、希望の求人を探すのが大変
- 通知が多すぎる
- サービスが多すぎて使いにくい
と感じる方もいるようです。
リクルートエージェントはとてもおすすめできる転職サイトですし、筆者自身はとても使いやすいと感じますが…
感じ方は人によるので「相性が悪い」と評価する人もいます。
下記の記事では、退職した方(予定の方)向けに、雇用保険(失業保険)を受ける際の求職活動実績としてリクルートエージェントのオンラインセミナーを活用する方法を解説しています。